見学会に行こう
・葬儀社はコワイ所？
結婚式をするなら、式場を見学に行くのは当然。
葬儀だって同じ。
一度は見学に足を運んで、自分の目で確認しておきたいものです。
とは言っても、
葬儀をするわけでもないのに、葬儀社を訪れるなんて、
なんだか縁起悪い…
不幸を家に持ち帰ってしまいそう…
そう考えてしまう方も多いことと思います。
実際、葬儀場で働いていても、見学に訪れる方はあまりいらっしゃいません。
「縁起悪い」…それだけではありません。
葬儀場へ足が向かない理由。
それは、
訪れたら最後、無理矢理会員にならされてしまいそうでコワイ…
帰った後も、しつこく勧誘の電話とかが来そうでコワイ…
そういう心理があるからだと思います。
…ごもっとも。
たしかに、そのような不安を植えつけてしまった葬儀社も、
昔は多かったことでしょう。
残念なことです。
しかし！！
今は無理矢理な勧誘をするような葬儀社より、
善意に満ちた葬儀社の方が多く存在していつころを知ってください！
葬儀社も競合が激しくなっている時代です。
誠心誠意お客さまにつくしていく姿勢でなければ生き残ってはいけません。
とっても気軽に、とっても気さくに、見学を受け付けてくれる葬儀社は、
実際にはたくさん存在しているのです。
どうか少しだけ勇気を持って、葬儀場へ足を運んでみてください。
本当はなにもコワくない！
少しでも葬儀社に接触して、少しでも知ることが出来れば、
近づき難い印象なんて払拭されるはずです。
もしも、
せっかく勇気を出して見学に行ったのに、その気持ちを踏みにじるような葬儀社があったとしたら、
そこでは葬儀をしなければいいだけのことです。
「会員にならないと帰らせない」ような雰囲気で迫ってくる葬儀社があったとしたら、
すぐに逃げ帰って、そこでは絶対に葬儀をしないように、と、
近所の皆さんにも教えてあげましょう。
親切ではない葬儀社を事前に見つけることが出来るのも
見学に行く大きな利点だと思います。
・見学会を利用しよう
とは言っても、
自発的に葬儀場に見学に訪れる方はほとんどいない…。
そこで各葬儀社では、
自社の葬儀場で見学会を開催していることがよくあります。
豪華な粗品を渡したり、食事を出したり、葬儀には関係ないような楽しいイベントまで用意したり、あの手この手で葬儀社は集客を図っています。
見学会では何が行われているか…
それぞれの葬儀社で全く異なるとは思いますが、
まずは式場、控室など、葬儀場内の見学。これは絶対。
広さ、新しさ、使い勝手はいいか、清潔に保たれているか…
しっかりと見させてもらいましょう。
さらに、
参考のために祭壇や柩など、葬儀に使用するものを展示してくれていることもあるでしょう。
見るだけでなく、値段も聞いておきましょう。
もっと詳しくその葬儀社について知りたいと思ったら、
見積り例などを見せてもらって、何にいくらお金がかかるのか、
しっかりと説明してもらいましょう。
見積り例を出したがらない…つまり、他社と比較されたくない…
という態度の葬儀社はまったく信用出来ません！
気持ち良くお金のことも教えてくれるような葬儀社の方が、
お客さんのことをちゃんと考えてくれているに決まっています。
もちろん、見学会では会員勧誘活動も行われています。
気軽に見学に来てもらえればいい、とは言っていても、
やはり場所を開放し、時間も費やすのだから、それなりに利益につなげていきたいわけです。
しかし心配しなくても、
ちゃんと断れば、それ以上しつこくはされないと思います。
そんなことで悪い印象を持たれても、不利なばかりですからね。
・葬儀社のしつこい勧誘から逃げる
ちょっと勧誘がしつこくて嫌だな…と思ったら、
「他の葬儀社も見学してから考えます。」と、ぴしゃりと言い放てばいいのです。
こっちはお客さんなんだから！
そして、
自宅への電話や訪問での営業も止めてもらいたいなら、
「家族には秘密で見学にきているので、家には連絡しないで下さい。」
と、言っておきます。
実際、家族に葬儀社に行ったことがばれるとマズイ場合だって多々あると思います。
「おじいさんがもう危ない…葬儀社に相談に行ってみようかな…
でも行ったことが家族にばれると、
おじいさんのこともうあきらめたように思われそうだし…」
そういう事情はよく聞きます。
ちゃんと葬儀社には断っておきましょう。
断ったのに電話をかけてきたりなんかしたら…そんな葬儀社は絶対に信用してはいけません！
葬儀をする
- １:臨終から葬儀まで
- 葬儀一連の流れ
- ２:葬儀社選び
- ┣ どんな葬儀社がある？
- ┣ 葬儀社の大・小
- ┣ 互助会について
- ┣ 見学会に行こう
- ┣ 事前相談をしよう
- ┣ 経験者に聞こう
- ┗ 担当者選び
- ３:葬儀の見積もり
- 葬儀で要るもの、決めること