葬儀をする
ある日突然、家族の誰かが亡くなった。
いつまでもいつまでも元気で、私たちのそばに居てくれると信じて疑わなかったのに。
何もしてあげられなかった後悔の気持ち、
私たちを残して逝ってしまったことへの責める気持ち、
これから先の毎日への言い知れない不安な気持ち、
いろんな気持ちが一気に押し寄せて、何も出来なくて、
ただただ、
涙だけ流れるばかりで…
そんなところに…
病院：「どこの葬儀屋さんに迎えに来てもらうかお決めですか？」
遺族：「え？？」
そうやって、
くたくたの身体と心にムチ打たれながら、葬儀までの戦いが始まるのです…
「何も考えられない」
「何が分からないかワカラナイ」
葬儀をするご遺族のほとんどがそう口にします。
それが当然のことと思います。
病気の家族を持つ方が、葬儀のことを事前に考えるなんて出来なくて当然なのです。
そうして、
亡くなって初めて、葬儀と直面するのです。
だけど、
それまでの看病で疲れ切った身体と、
家族の死に衝撃を受けたボロボロの心で、
何百万円という買い物である「葬儀」の全てを
正常な判断で決めていけると思いますか？
その買い物が失敗でない可能性があると思いますか？
葬儀なんて、自分には関係がないと思っている方に知ってもらいたい。
関係ないと言っていられる内が、葬儀について考える絶好の機会であることを。
もしもの時が訪れたその時、
わけも分からないまま、葬儀屋さんのペースに捕まって、
気がついた時には大切な家族の葬儀は終わっていた…あとにはなんの思い出も残ってない、
ただ、莫大な額の請求書だけが残った…。
・・・
いけない！！
それじゃいけない！！
葬儀は、大切な家族とゆっくりお別れをするための時間。
そのためには、少しだけでもいいから、葬儀のことを知っておいてもらいたいんです。
もしもの時…なんて起こっちゃいけない。
それはもちろんだけど、
もしもの時に、ゆっくり家族を見送ることが出来ない…なんて事態は、
もっと起こっちゃいけない！！
少しだけでもいいので、葬儀のことについて、考えてみませんか？？
- 1：臨終から葬儀まで
- ・一連の流れ
- ・臨終
- ・連絡
- ・死亡退院
- ・ご遺体の搬送
- ・安置
- ・枕飾り
- ・見積もり、相談
- ・枕経
- ・湯潅、納棺
- ・通夜準備
- ・通夜
- ・最後の一夜
- ・葬儀準備
- ・葬儀・告別式
- ・出棺、火葬、収骨
- ・還骨法要、精進落とし
- ・後飾り、遺骨安置
- 2：葬儀社選び
- ・どんな葬儀社があるか知ってますか？
- ・大きい葬儀社、小さい葬儀社
- ・互助会について知ろう
- ・見学会に行こう
- ・事前相談をしよう
- ・経験者に聞いてみよう
- ・葬儀社選びより、担当者選び？