お別れの儀
葬儀・告別式が閉式した後は、
遺族や親族が中心となり、故人との最後のお別れをします。
祭壇前に安置されていた柩を式場中央へと移し、柩のふたを開け、祭壇に飾られたお花や、お供えでいただいたお花を、みなで柩の中へと手向けてお別れを告げます。
お花の他にも、故人の愛用していた遺品や故人への手紙なども、一緒に柩へとおさめます。
ご遺族の方々の悲しみが最もつのる、心震える一時です。
さて、しかしその間、一般の会葬者はどうするのかというと、
出棺の準備が整うまでひたすら待つだけです。
とは言っても、時には、遺族の要望により一般の会葬者もお別れに参加し、
柩へお花を手向けるよう案内されることもあります。
もし、特に案内されたわけではなくても、
どうしても最後のお別れがしたいという希望があれば、
その旨を葬儀場のスタッフに伝えてみるとよいのではないでしょうか…
「一般の方には参加してもらいたくない」
「希望があれば参加していただいてもいい」
など、ご遺族からの意向を葬儀場スタッフが伺っていると思うので、
そこで何かしら対応してもらえるでしょう。
遺族・親族の方に直接話しかけるのは出来れば避けたいところですね…
全ての気持ちを故人とのお別れだけに注いでいただきたいですから。
断りもなく勝手に式場に入り、勝手にお別れに参加するのは配慮に欠ける行動だと思います。
ご遺族の心境を察してあげるべきでしょう。
また、式場の中で遺族の皆さんが最後のお別れに涙している場面で、
ロビーなどで大声で談笑するのは、本当に失礼なのでやめましょう