通夜
さて、定刻が来ると通夜開式です。
導師(僧侶)が式場に入場されます。
その際は、着席したままでいいので、軽く頭を下げて迎えると丁寧。
導師が着席され、準備が整うと開式のアナウンスがあります。
一同で「合掌・礼拝」、御霊前に向かい心をこめて礼拝します。
あとはずっと導師の読経を静かに聞くだけです。
たまに、参列者にもお経本を配り、一緒に読経するように促す導師もいらっしゃいます。
お経本はなくても、
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」、
「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」、
「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」、
などなど、
自分の知っている宗派や、聞いたことあるお経なら、一緒に唱えてあげるとステキです。
読経の途中で、焼香が始まります。
喪主が最初に焼香へ進みます。
一般弔問客の焼香は親族の焼香が終わってからになります。
葬儀場での式ならば、スタッフがきちんと焼香へ案内してくれるので、
その指示に従い焼香へと進みます。
気になるお焼香の作法はコチラに詳しくまとめました。
読経はだいたい30分前後で終わるかと思います。
宗派によっても、それぞれのお寺によってもやり方はちょっとずつ異なりますが。
導師が退席した後、喪主から弔問客への挨拶があります。
無い場合もあります。
別の親族が挨拶される場合もあります。
司会者が代読する場合もあります。
せっかく通夜に参列したのなら、ご挨拶くらいは聞いて帰りましょう。
丁寧なご挨拶を用意される喪主さんなら、
故人の生前の様子や、闘病中の様子、最期の様子なども語ってくれるでしょう。
故人のことを考え、語ることが大事な供養です。
いずれにせよ、専門の葬儀場でのお通夜なら、スタッフが全て案内してくれるので、
それに従って動けば間違いはありませんのでご安心を。
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