焼香のやりかた
・焼香のやりかた
葬儀・告別式の場における最も不安な事柄…焼香。
なんとなく、人と同じようにやっているだけという方も多いようです。
この際、きっちり覚えておきましょう。
(式場前方に焼香場が設けられている場合)
・自分の焼香の番がきたら焼香場へと進み、
喪主の前まで行ったら喪主・遺族らに軽く一礼します。
↓
・焼香場の一歩手前で、遺影に向かい丁寧に一礼します。
(ここで合掌される方がほとんどですが、一礼だけでも大丈夫なのです)
↓
・右側に置いてある抹香入れから右手の親指と人さし指と中指で抹香を少しつまみ、
少し下げた頭の額の高さまで持ってきて念をこめます。
(この時、数珠は左手に持っておきます。)
そして左側の炭の焚かれた香炉に抹香を落とします。
これを1回、または2回、または3回行います。宗派によって異なります(以下参照)。
↓
・香をくべて終わると遺影に向かって合掌・礼拝します。
↓
・席に戻る前に、再び喪主、遺族らに軽く一礼します。
↓
・席に戻ります。
・香をくべる回数は?
なんとなく3回やってしまっている方がとっても多いのですが、
正式には宗派によって回数は異なるのです。
- ・天台宗:特に決まりはない
- ・真言宗:3回
- ・浄土宗:特に決まりはない
- ・浄土真宗本願寺派:額に頂くことはせず1回
- ・真宗大谷派:額に頂くことはせず2回
- ・臨済宗:特に決まりはない
- ・曹洞宗:特に決まりはない
- ・日蓮宗:3回
特に決まりがないとされる宗派であっても、それぞれのお寺によって作法には違いがあり、
実際、私は曹洞宗のある住職に「焼香は2回だ」とご指導いただいたことがあります。
が、
結局のところ、
以上のように、香をくべる回数にこだわりはないことも多々あるのです。
実はそれほど考えすぎることはありません。
なぜなら、これから参列しようとする葬儀が何宗なのかを、事前に知ってから足を運ばれる方はまずいないでしょうから、それぞれの宗派に合わせて回数を考えなくても、不作法にはならないからです。
考えすぎなくてもいいのです。
それでは、いったい何回するのがベターなのか。
ご自分のお家の宗派をご存知ですか??
「うちは真言宗です。」
そんなあなたは、宗派の異なる葬儀に参列しても、香は3回くべるという作法で正解です。
「…よくわからない。」
そんなあなたは、心をこめて「1回」だけで正解です。
「これが作法だ!」と思い込んで、
やみくもに3回も香をくべるよりは、
ゆっくり、きちんと心をこめて1回だけ、香をくべる姿の方が美しいです。
それに、葬儀・告別式は時間が限られています。
会葬者が非常に多い場合には特に、全員が時間内に焼香を終えられるように、
「1回」だけ焼香し、早く後の人に譲るのもスマートな作法です。
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