- 亡くなった方
- 喪主を務める方
- 通夜、葬儀を行う場所
- 通夜、葬儀を行う時間
- 宗教、宗派
1:亡くなった方
まさか誰が亡くなったか知らずに葬儀に出掛けられる方はいないとは思いますが…
その方がどういう関係の方なのかによって、訃報の知らせを受けても、葬儀に参列するか否かを考えなければいけませんし、香典を包む金額も変わってきます。
訃報は急な連絡のため、多くは電話やFAXで伝えられるものですが、中には遺族・親族の方からの直接の連絡ではなく、知人などから人伝てに「○○さん亡くなったんですって!」と訃報を耳にすることもあるかと思います。
遺族・親族からの連絡を受けた場合は、必ず参列すべきですが、人伝てに聞いた場合、そして亡くなった方とは面識がない場合には、参列は控えても差し支えないかもしれませんね。
2:喪主をつとめる方
これも確認しておかなければ失礼になるかもしれません。
多くは、故人の配偶者や、長男などの子供が喪主となるのですが、中には故人の兄弟や、嫁いだ娘、友人に喪主を頼むなどの場合もあります。
通夜・葬儀に参列することが出来なくて弔電を打つ場合には、故人ではなく喪主宛にするので、どなたが喪主を務められるか確認しておくとよいと思います。
3:通夜、葬儀を行う場所
これが分からずにどうやって参列するのだ…。
しかし、実際に間違えてしまう方はけっこういらっしゃるのです。
最近、町のあちこちに増えてきた葬儀場。
「○○ホールで行います。」って言われても「それってどこ?」と思われる方も多いでしょう。使用したことが無い方にとってみれば、どれもこれも似たような建物だし、似たような名前だし。
「○○ホール」と聞いて、
「あぁ、そういえばあそこにあったかも…」と、思い浮かんだ葬儀場が全く別の葬儀場だったりするのです。
あてずっぽうで行ってみたら、
「△△家のご葬儀はこちらでは承っておりませんが。」なんてことになるのでご用心を。
葬儀場の名前だけでなく、正確な住所と電話番号を確認しておきましょう。
通夜、葬儀を自宅で行う場合もあります。
その場合、場所を迷うことはないでしょうが、大事なのは車で向かうのは避けること。一般のお宅に広い駐車場があるわけないのに、それでも車で押し掛ける方がいます。ご迷惑になります。後で近隣に挨拶まわりに行かなければならない遺族のことを考えてあげて下さい。
その点もあって、最近では葬儀場で通夜、葬儀を行う方が増えてきているのです。
4:通夜、葬儀を行う時間
時間厳守は当然のマナーです。
特に葬儀・告別式の場合は、閉式ののちは出棺となり、遺族・親族方々はみんな火葬場に行ってしまって不在となります。
そこに「すみません、遅れまして…」とやって来ることがどれほど恥ずかしいことか…。
気を付けましょう。
通夜の場合には、少しの遅刻はなんとかなります。
仕事を終えてから駆けつけられる方がいるのも当然のことなので、遺族の方も遅れてくることに迷惑がったりはしません。
通夜のお経が終わった後にも、遺族・親族の皆さんは通夜ぶるまいの席にいらっしゃるので、ご挨拶して、焼香させていただきましょう。
しかし、常識外れの深夜に伺ったりするのは避けて下さい…
遺族・親族の方々は明日に葬儀を控えぐったり疲れてますので。
もちろん、通夜も、葬儀も、開式前には到着するのが当然なので、できれば時間厳守でお願いします。
5:宗教、宗派
事前に知らなくてもなんとかなりますが、行ってみて神式での葬儀だったり、キリスト教での葬儀だったりしたら、少しとまどいませんか??
日本の葬儀のおよそ90%くらいは、仏式での葬儀…つまりテレビとかでもよく見る、お坊さんがお経をあげてくれる、あれなのですが、もちろん、神道、キリスト教、その他本当に様々な宗派の方がいらっしゃるので、葬儀の内容もけっこう多彩です。
仏式なら「焼香」、神式での葬儀なら「玉串奉奠」、キリスト教なら「献花」など作法も様々なので、事前に宗派が分かれば予習していけます。
さらに、宗派によって香典の表書きも変わってきますので、要チェックです。
以上のことをしっかり確認出来れば、慌てることなく葬儀に参列出来ますね。