最後の一夜
通夜振る舞いの場がだいたい落ち着き、
メインのご遺族以外の親族もお帰りになったところで、
ようやくほっと一息つくことが出来ます。
静かになった控室で、故人と一緒に過ごす最後の一夜を迎えます。
この夜を越えると、
明日には最後のお別れなのです。
故人のそばで、
しっかりお顔をご覧になって、しっかりお話して過ごしましょう…
最近の葬儀場には、
通夜をした後そのまま明日の葬儀まで故人のそばで過ごせるように、
ご遺族用の宿泊施設が整っています。
一晩中そばで見守ることも大事ですが、
疲れている身体でさらに徹夜するのは…おそらく次の日の葬儀で倒れます。
家族何人かで交代で見守るような形をとり、順番に、少しは眠るようにして下さい。
もちろん、家族みんなでぐっすり眠っていただくのもけっこうです。
もちろん、葬儀場に故人を安置したまま、
ご家族は自宅に戻ってゆっくり休んでくるのもけっこうです。
夜、時間のある内に、
明日の葬儀のことも少し考えておかなければなりません。
- 届いた弔電の順番、読み方を確認
- ご挨拶の原稿を考える
- お料理関係の数の最終決定
- 出棺時の車の数の確認
などなど。
1:弔電は数があまり多くなければ苦労はないのですが、
何十通も届いた場合にはその順番を考えるだけでも大仕事です。
40〜50通を越えるほど届いた場合には告別式の中で全部は紹介しきれないので、何通か選別する作業も必要です。
また、名前の確認もしておきます。
日頃お世話になっている方でも、名字の読み方は分かっても下の名前となると…
不明な点は知人などに連絡して確認しておきましょう。
2:ご挨拶の原稿は、無理して凝ったものを考えなくても、
定番のものを用意するでけでも充分です。
葬儀社の人に言えば例文をくれるでしょう。
挨拶文を考えるために徹夜とかしないように…。
3:お料理、4:出棺車輌などの数を決めなければならないものは、
通夜のあとに変更になることがよくあります。
それは、通夜の席に予想していなかった親戚が来たりするからです。
予定に入れていなかった親戚がたくさん来たり、
反対に予定より人数が少なかったりすることもあるので、
通夜に集まった人数を確認して、お料理や車の数を再確認しておきます。
数が決まり次第、早めに葬儀社の人に伝えて下さい。
明日の朝になってからでもいいか…と、のんびりしていると、
「当日になっての変更は出来ません」と断られてしまうこともあるからです。
お料理は材料の仕入れのこともあるし、
車だって、タクシー会社の都合も色々あるのです…。
なので、なるべく早めに決めたいところなんですが、数に関することは決めるのが実に大変。
どうしてもハッキリした数が判明しないような場合には、多めにしておきます。
足りないよりは余るほうがよっぽどましです。
お料理も車も、
足りない場合には親族の皆さんに多大な迷惑をかけることになります。
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葬儀をする
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- ┣ 通夜
- ┣ 最後の一夜
- ┣ 葬儀準備
- ┣ 葬儀・告別式
- ┣ 出棺・火葬・収骨
- ┣ 還骨法要、精進落とし
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- 2:葬儀社選び
- 葬儀社を決めるポイント
- 3:葬儀の見積もり
- 葬儀で要るもの、決めること
葬儀へいく
- 1:準備編
- 服装,香典,弔電...
- 2:通夜編
- 通夜での作法...
- 3:葬儀・告別式編
- 葬儀での作法...
- 4:作法編
- 焼香,供物,献花...
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