葬儀なんてこわくない!

枕飾り


ご遺体を安置したのち、頭元に「枕飾り」をします。
故人にお線香をあげられるように、香炉やローソク立てなどを置いた机を組むこと、
これが「枕飾り」。
基本的には頭元に組むのですが、
頭元よりも、ご遺体の手前に組んだ方がお線香をあげるのに便利なので、その方がいいかも。

机の上には、
香炉、燭台、樒(しきみ)、リン、線香、ローソク、マッチなどを置きます。
他にも一膳飯や団子のお供えも準備します。
また、末期の水が出来るように水を入れたコップも用意しておきます。
机の上のそれぞれの物の置き方は、
一応基本のカタチはあるのですが、人それぞれ異なるようです。
使いやすければそれでいいのでは…と思います。

ちなみに、この机は白木です。
木を削ったままの素材で、漆であるとか、上から何かを塗って仕上げた物ではありません。
形は、お仏壇の前に置いてある経机と同じなのですが、
それは塗物なので枕飾り用には使えません。
葬儀に使用する物で、この枕飾りの机や、柩、祭壇などは、
全て白木で出来ています。
何故か…
昔から葬儀は突然の出来事であり、
使用する物は急いで木を削って作るのがやっとで、
塗物を仕立てている時間なんてない!…からです。
香典に新札を使わないのと同じです。


さて、
この枕飾りは、一式すべて葬儀社で用意してくれます。
一膳飯や団子のことも葬儀社の人に作り方を聞けば大丈夫です。
さて、この一膳飯ですが、
故人の使っていた茶わんにご飯を山盛りにして、
中央に故人の使っていた箸を立てます。

ご飯にお箸を立てて、怒られちゃう子供はよく見るものですが、
この「ご飯にお箸を立てる」その意味は、
『このご飯は故人のものです』という印のようなものらしいです。
…やっぱり生きてる内にやってはいけませんね…。

それから、団子なのですが、
これのお供えの仕方は地方によって様々のようです。
最初から6個お供えするところもあれば、
私の働いている地方では、亡くなった日に1個、次の日に2個、さらに次の日に3個…
と、一日経つごとに増やしていくというやり方で、49日までお供えし続けます。
これは、あの世に渡った故人が、
今日が何日目なのか数えるためにお供えするのだと聞いたことがあります。
豆知識でした。

枕飾りのローソクの火と線香は常に絶やさないように、
絶えず誰かが見守っておく
というのが昔からの習わしなのですが、
最近では便利な「長時間用ローソク」「長時間用線香」も揃っています。
それに頼って家族の人も夜には眠るようにといつも勧めています。
深夜もずっと火の番をしていると…、さすがに葬儀まで体力がもちませんからね。

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葬儀での作法...
4:作法編
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