還骨法要、精進落とし
収骨を終えると、葬儀を行った葬儀場に再び戻って、あるいは自宅に戻って、
還骨法要を営みます。
最近ではこれと合わせて、初七日法要も同時に行うことが多いです。
初七日法要は、文字通り実際には亡くなってから七日目に行う法要なのですが、
七日後に再び親族一同が集まるのも大変であるため、
葬儀の当日に初七日法要を終わらせてしまうのです。
さらに、初七日法要を葬儀・告別式と一緒に行ってしまうこともあります。
この場合には遺骨が帰ってからすぐ精進落としが始まります。
儀式の形も徐々に近代化、というか簡略化していっているのです。
法要は、だいたい30分前後くらいで終了し、
この中でまた焼香があります。
この法要の際に、僧侶と今後のスケジュールについて相談しておくことになると思います。
49日の法要、そして納骨のことが主です。
49日間というのは、意外な程あっという間に過ぎてしまいます。
「後で日時を決めよう…」と思っていても、僧侶にも、親族の皆にも都合がありますので、
ここで決めておいて、親族に伝えておくとよいと思います。
また、
葬儀社によっては、葬儀だけでなく法要を行うことも出来る所もありますので、
自宅で法要をするには手狭な場合などは、
葬儀社に再び頼むと便利です。
準備から進行までスムーズに行ってくれます。
葬儀社にももちろん都合がありますので、
予約は早めにしなければなりません。
葬儀一連の流れの最後にあたるのが「精進落とし」ですが、
これは皆で食事をしながら、故人の思い出などを語り合う席…といったところです。
あるいは、葬儀を手伝ってくれた皆さんへの感謝の気持ちを表す会食の席でもあります。
ご遺族の疲れは限界に達しているとは思いますが、
参加された皆さんへの接待を忘れずに…