連絡
家族が亡くなったことを伝えねばならない先は実にたくさんあることと思いますが、この時点で連絡すべきなのは以下の三つです。
- 親族など
- 葬儀社
- 菩提寺
1:親族など
病院から急いで連絡する必要があるのは、ごく近い関係の親族や、付き合の深い人だけだと思います。
まだこれからご遺体を搬送しなければいけないし、この時点ではゆっくりとあちこちに連絡をとるような時間は持てません。
これからご遺体を安置し、そして葬儀社との葬儀の相談が始まります。
その際に一緒に相談に加わってもらいたい人など、葬儀一連を手伝ってもらうような立場にある、本当に近しい親族だけに連絡するにとどめます。
ご遺体を安置して、少し落ち着いてから改めて他の人たちに連絡しましょう。
2:葬儀社
亡くなった患者さんを、いつまでも病室のベッドに寝させておくことは出来ません。
酷な表現ですが、病院にとってみればベッドが一つ空いたのです。
入院を待っている患者さんがたくさんいるのです…
すみやかにご遺体を安置場所へとご移動しなければならないのが現実なのです。
そして、この「ご遺体の搬送」から葬儀社の仕事が始まります。
葬儀社は、病院で亡くなられた患者さんを
葬儀場の安置室やご自宅まで専用の車でお送りします。
ということで、
ご遺族は、病院までご遺体を迎えに来てもらう葬儀社を、
この場で選ばなければなりません。
事前に葬儀について相談をされている葬儀社があれば、迷わずそこに連絡をとればいいのですが、まったく葬儀社について知らない場合は…ここで一波乱です。
「さぁ、どこの葬儀社にしよう??」
電話帳で調べればあちこち様々な葬儀社が載っています。
それを見て自宅から一番近いところを選ぶのも、一つの手段でしょう。
あるいは、病院側が葬儀社を紹介してくれることがあるのでそれに頼ることも出来ます。
…というか、病院側が指定の葬儀社を勝手に呼んでくることもあります。
しかし、
ここでご遺体のお迎えをお願いした葬儀社に、
以後の葬儀のすべてをお任せることになる可能性がほとんどなのです。
失敗は出来ないのです!
慎重になるべき瞬間です!
葬儀社選びについては、別途コチラで詳しく解説しています。
葬儀社を呼ぶ際、ご遺体の安置場所をどこにするのか聞かれますので、連絡をするまでに決めておきます。
自宅が手狭であったり、アパートやマンションなどの場合、安置するのは難しいかもしれないので、その場合は葬儀社の持っている専用の安置室などに搬送することになるでしょう。
3:菩提寺
「うちは○○宗の△△寺にお世話になってます。」
と、はっきりと自分の家の菩提寺が分かっているのであれば、そちらにすぐに連絡をとります。
しかし、
自分の宗派なんて少しも意識したことがない人の方が多いと思います。
あるいは、「親戚のおじさんに聞いたら分かるかも…」くらいの認知度しかない場合も多いでしょう。
そういう場合には、すぐにお寺に連絡をとるのは難しいので、後ほど葬儀社との見積りの際に、葬儀社にも手伝ってもらって宗旨やお寺について決めればいいと思います。
それでも遅くはないので、大丈夫です。
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