枕経
「枕経(まくらぎょう)」は、
亡くなられてからまず最初に行われる仏教儀式です。
故人の枕元でお経をあげるので「枕経」といいます。
つまり、これは仏式での葬儀の場合にのみ行われます。
亡くなれてからなるべく早く菩提寺に連絡をして、
僧侶に来ていただき枕経をあげてもらいます。
枕経の段階では、祭壇などは必要ないですし、枕飾りが出来ていれば充分です。
ご遺族ももちろん同席しますが、喪服は用意しなくて大丈夫です。
そのままの平服で臨みます。
枕経の時が、僧侶と葬儀について相談する最初の場です。
僧侶にももちろん都合がありますので、通夜、葬儀の時間を相談しておきましょう。
葬儀に来ていただく僧侶の人数についても相談します。
そして、戒名についても相談しておきましょう。
先代からずっとお世話になっているお寺であるなら、
先祖につけていただいた戒名と同じランクで、今回も戒名をいただくようになるでしょう。
戒名をつける際の情報として、
故人の人柄などについて僧侶から聞かれることもあると思います。
また、生前に既に戒名をいただいてる場合は申し出ます。
しかし、
最近では「枕経」は省略されることもよくあります。
お寺もイロイロと忙しいのでしょう…。
その場合、お通夜の時に、枕経の分も兼ねて拝まれます。
また、枕経には来て下さるけど、そこで通夜の分も拝まれて、実際のお通夜には来られない、
というお寺もあります。
カタチは様々です。
日頃お世話になっている菩提寺が無い場合や、わからない場合、
また菩提寺が遠方にあって来ていただけない場合には、
葬儀社に相談してお寺を紹介してもらいます。
紹介してもらったからといって、仲介料なんて取られませんので気軽に聞いてみて下さい。
葬儀社に紹介してもらうお寺の僧侶は、優しい方が多いです。
なぜなら葬儀社だって、人柄のよいお寺との方が仕事しやすいから…。
わざわざ気難しい僧侶をお客さんに紹介なんてしないのです。
この段階で葬儀社にお寺を紹介してもらう場合、
亡くなってすぐに菩提寺に知らせる場合よりも、どうしても連絡が遅くなりますので、
もしかするともう枕経には間に合わなくて、
お通夜で初めて僧侶に会うことになるかもしれません。
そうなると、お通夜の時に戒名などの相談をすることになるでしょう。
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