葬儀なんてこわくない!

出棺、火葬、収骨


位牌、茶湯、写真、骨箱、そして柩。
ご遺族の手でそれぞれの持ち物を持って、表へと出ます。
この「葬列」は、これまた地方によって様々な違いが見られます。
葬儀場で葬儀を行う場合には、略式の葬列として上記の物だけを持ちますが、
田舎の方になると
この他にも旗、提灯、松明などなど昔から行われてきたのと同じ長い長い葬列を組むこともあります。

喪主からの挨拶は式場内ではなく、
出棺前のこのタイミングで霊柩車の横でされることもあります。
屋外で挨拶されると、
どうしても騒音が多くて挨拶が聞き取りにくいこともあるので、
個人的には式場内で挨拶される方が落ち着いて出来るのではないかなー…と思います。
それぞれの葬儀場によってやり方は様々です。

そして、ご遺族、親族も火葬場へと向かうタクシー、バスへと乗車したら、
いよいよ出棺です。
長いクラクションの音と同時に、霊柩車は火葬場へと出発します。
聞くところによると、このクラクションは仏教的な意味はないらしく、
したがって仏教以外の宗派でも鳴らします。お別れの合図、といったところでしょうか。


火葬場へ到着すると、
火葬炉の前か、あるいは専用のホールで僧侶による読経が始まります。
それに続いてご遺族の焼香も始まります。
しかし、
地方によってはこの読経・焼香は無かったり、
火葬場に僧侶は同行しないところもあります。


読経、そして焼香が終わると、ついに最後のお見送りです。
柩は火葬炉に納められ、
火葬が始まります…


火葬時間は、
それぞれの火葬場によって違いが大きく、だいたい1時間〜2時間くらいではないかと思います。
その間、ご遺族は火葬場の待合室で収骨を待ちます。

人数や施設により差はあるとは思いますが、親族全員が収骨に参加することは難しいので、メインのご遺族だけが火葬場に残り、他の親族は先に帰ることが多いです。
待っている間にお茶やお弁当を振る舞う地方もあるそうです。
あるいは、火葬場に食事が出来る施設が整っている所もあるそうです。
収骨を待っている時間で、初七日法要や精進落としの会食を始めることもあり、
その場合には、一部の人だけが火葬場に残り、他の親族はみな帰ります。

…この辺りのスケジュールは、地方による習慣の違いもあり一概には解説しがたいので、
それぞれの地域の葬儀社さんに聞いてみましょう。


収骨(骨上げ、拾骨ともいう)は、
1人が箸で持った遺骨を次の人に渡していく形、いわゆる「箸渡し」で行います。
しかしながら、2人1組で遺骨を拾うとこもあるとか。
また、竹の箸と木の箸1本ずつで行う所や、竹2本と木2本で行う所も。
「箸渡し」は、「箸」を「橋」にかけて、
故人をこの世からあの世へ渡らせてあげる
、という所からきています。
どの遺骨を拾うのか、収骨の仕方については、火葬場の職員から詳しい説明があると思います。

遺骨を持ち帰る際には、
「火葬・埋葬許可証」に火葬済の証印を押して渡してくれます。
49日の遺骨の納骨時に、
この火葬・埋葬許可証が必要となりますので、大切に保管しておきます。

葬儀をする

1:準備編
一連の流れ
臨終
連絡
死亡退院
ご遺体の搬送
安置
枕飾り
見積もり、相談
枕経
湯潅
通夜準備
通夜
最後の一夜
葬儀準備
葬儀・告別式
出棺・火葬・収骨
還骨法要、精進落とし
後飾り、遺骨安置
2:葬儀社選び
葬儀社を決めるポイント
3:葬儀の見積もり
葬儀で要るもの、決めること

葬儀へいく

1:準備編
服装,香典,弔電...
2:通夜編
通夜での作法...
3:葬儀・告別式編
葬儀での作法...
4:作法編
焼香,供物,献花...

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