宗旨、寺院
「葬儀といえば、お坊さんがお経を唱えて…」
というイメージは日本人のほとんどが抱いていることと思います。
実際、仏教以外の宗旨で葬儀が行われることは、とても稀なことです。
一体どんな宗旨の葬儀が、どのくらい行われていると思いますか?
最も多いのは仏教で、全体の約9割くらい。もっと多いかも。
その次が神道で、1割未満。
「神道(しんとう)」とは、簡単に言えば仏様ではなく神様を信じる宗旨です。
お坊さんがお経を唱えるのではなく、神社の神官さんが来て祝詞(のりと)を読んでくれます。
その他、無宗教での葬儀もたまにあります。
さらに、聞いたことのないような新興宗教団体の葬儀も年に数回くらいはあります。
最近では「創価学会」の「友人葬」もかなり増えてきています。
が、これは仏教に含まれます。
とにかく、
実際には仏教での葬儀がほとんどなので、
ここでは仏教でのことだけを解説しています。
日頃から、菩提寺との付き合いがあり、連絡もすぐに取れるような状況であれば、
亡くなってすぐに菩提寺に連絡をしてあると思うので、
葬儀についての見積りの段階では、宗旨・寺院について問題となることはないでしょう。
しかし、
自分の家の菩提寺がどこなのか分からない…
そういう家も現代では多くなってきていることと思います。
だけど、仏教での葬儀を希望している…
そのような場合には、葬儀社に寺院を紹介してもらうことが出来ます。
葬儀の後にも、お墓のことや法事のことなどで、
寺院との関係は必ず続いていきます。
菩提寺が分からないのであれば、
葬儀を機会に新たに紹介してもらった寺院に、ずっとお世話になっていくといいと思います。
葬儀社に紹介してもらったからといって、
仲介料なんて取られませんので気軽に聞いてみて下さい。
紹介してもらうお寺の僧侶は、優しい方であることが多いです。
なぜなら葬儀社だって、人柄のよいお寺との方が仕事しやすいから…。
わざわざ気難しい僧侶をお客さんに紹介なんてしないのです。
さて、
では菩提寺はどこの寺院か分かっているのだが、
それが遠方にあって、葬儀に来てもらえそうに無い場合はどうすればいいのか。
まずは、菩提寺に連絡をとって、どうすればいいのか伺ってみます。
たいていは、同じ宗派の、近くのお寺を紹介してくれるのではないかと思います。
この場合、菩提寺に戒名をつけてもらうか、
紹介してもらった寺院に戒名をつけてもらうのか、
その辺も詳しく教えてもらっておかないと後でややこしくなるかもしれません。
ご注意を。
中には、遠方であっても来て下さる僧侶もいらっしゃいます。
そういう場合には、僧侶の食事や宿泊先のことも配慮しなくてはいけません。
最近では、
俗に「拝み屋」とも呼ばれる、
「葬儀でお経をあげてくれるだけの僧侶」もいるみたいです。
葬儀の後に寺との付き合いもあまり無いだろうし、
世間体は気になるから、とりあえず葬儀は普通に仏式でやりたいんだけど…
という方には便利な存在です。
都会の方では、そういう僧侶もいるかもしれません。
田舎の方ではまだまだそんな革新的な僧侶は…いない。
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